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2023-08-25 家づくりコラム

水戸・笠間家づくりコラム vol.5 夏でもおこる「ヒートショック」について

イサカホームの新築注文住宅事業部、水戸・笠間店の大石です。

茨城県内(水戸市・笠間市・ひたちなか市・那珂市・桜川市・その他エリア)で

新築注文住宅をお考えの皆さま、こんにちは。   

現代は生活水準の向上や医療の発展により、平均寿命が延び続けています。よってマイホーム(戸建て)の購入する時は、老後の暮らしや介護を見据え、バリアフリーや暮らしの安心・安全について考慮する必要があります。

建物自体の設備や構造や性能など、将来性を考慮した仕様であることはもちろん、居住者自身が気を付けなければないこともあります。若いうち、ほとんどのことは体力などで乗り切ることができますが、年を重ねるとそうも行かなくなってしまいます。

若い頃は平気だったのに・・・と自覚できる問題なら気を付けて避けることもできますが、意識せず重大な事態に陥ることもあります。

近年、家庭内で起こる事故のなかでも、ヒートショックによる健康被害が増えています。ヒートショックと言うと、冬のトラブルと思いがちですが、実は冬以外でも発生しているのです。

そこで今日は、ヒートショックについて解説します。みなさまの健康管理の一助になれば幸いです。

 

ヒートショックの注目すべき点は【温度差】!!

【ヒートショック】というと、冬場によく耳にする言葉だと思いますが、実は冬だけでなく、夏にも起こることがあります。

特に真夏の暑い日などに多く見られるため、注意が必要です。

ヒートショックは10℃以上の温度差があると起こると言われています。

冬場は脱衣所などが寒く、浴室は暑いなどの温度差が顕著でヒートショックの発生率は1年間の中でも一番高くなります。

しかし夏場でも温度差によるヒートショックは起こりやすく、1年間の中でも2番目に発生率が高くなります。

夏場の室内はクーラーが効いて涼しく過ごすことが多いと思いますが、室温が25℃の設定で、涼しい部屋から暑い屋外に出ると気温が35℃を超えるなんてことも多いかと思いますが、この10℃以上の温度差が原因でヒートショックが起こります。

その他にもクーラーの効いた部屋から暑いお風呂場に行ったとき、クーラーの効いていないトイレや別の部屋に行ったときになど、室温がコントロールされていない場合には温度差によってヒートショックを引き起こしてしまうことがあります。

では、ヒートショックからどのようにして身を守るべきでしょうか?

予防する考えとして下記の対策が考えられます。

 

【夏のヒートショック予防】

 ●エアコンをかけすぎない(室温26~28℃を目安に)

     →温度設定を28℃にするのではなく室温が28度前後になるよう調整する

      いくら夏が厳しくなったとはいえ、冷やしすぎは電力の浪費

  ●屋外から冷房の効いた部屋にすぐに入らない

     →直射日光の当たらない場所で体温をおちつかせ、

      エアコンの影響が小さい玄関や廊下などで少し待機し、

      そこに慣れたら、エアコンの効いた部屋に入る

  ●屋内全体の温度差をできるだけなくす

     →エアコンの効いていないトイレなどから、エアコンの効いた部屋に

      戻る時もリスクがあるので、できればエアコンの冷気を

      ある程度屋内に行き渡らせる

近年は温暖化の影響か、エアコンの利用が呼びかけられています。エアコンの効いた室内の温度は概ね25℃から28℃、そして夏の炎天下の外気温は40℃近く、日差しや湿気の影響で体感温度は50℃とも言われています。つまりその差は20℃以上!。酷暑の時代、エアコンを適切に使うことはもちろんですが、温度変化のリスクも意識しておく必要があります。特に高齢者は体温調整機能が低下しているうえに、熱さ寒さを感じる力も衰えてしまっています。そのため、急激な温度変化があってもそれを感じることも対処することもできず、ヒートショックを起こしてしまいます。

季節を問わず発生する可能性があるヒートショック。

温度変化を和らげることがヒートショック防止のポイントです。

リスクが高まるのは冬ばかりではありません。温暖化で年々厳しさを増す夏も、冷房によるヒートショックを防ぐ必要があります。特に高齢者の方にはご注意ください。

本日は、夏場でも起こる可能性があるヒートショックについて説明しました。

イサカホームでは、高性能な住宅を造っており、全ての部屋の温度差を1℃から2℃までの快適な空間づくりを目指し、家造りをしています。

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