COLUMN

家づくりコラム

HOME > 家づくりコラム > 水戸・笠間家づくりコラム vol.3  高性能住宅について考えよう

2023-07-29 家づくりコラム

水戸・笠間家づくりコラム vol.3  高性能住宅について考えよう

イサカホームの新築注文住宅事業部、水戸・笠間店の大石です。

茨城県内(水戸市・笠間市・ひたちなか市・那珂市・桜川市・その他エリア)で

新築注文住宅をお考えの皆さま、こんにちは。   

一生に一度の大きな買い物といわれるマイホーム。せっかく建てるなら、理想を詰め込んだお家を建てたいと考える方も多いはず。理想のお家と言っても、なかなか思いつかないもの…。

そんな中で今日は、お家づくりで重要な要素の一つ、高性能住宅についてお伝えします。

住宅メーカーや工務店のホームページを見てみると、「高性能住宅」という言葉を目にすることがあります。

高性能住宅は、人が快適に住むために、十分な機能が備わっている住宅のことです。

各会社さんにより高性能住宅の基準は変わるので、高性能住宅を建てる場合、何が違うのか?比較するポイントをおさえておきましょう。

 

高性能住宅とは?比較する指標について

明確な基準が一律に定められているわけではありませんが、耐震性・気密性・耐久性・省エネ性などに優れている住宅を指します。日本の住宅には、長期優良住宅やZEH(ゼロエネルギー住宅)や低炭素住宅も、類似している条件を満たしているため、似ていると感じる人もいるでしょう。そのほかにもHEAT20 G1、G2、G3などさまざまな種類があるため、何が違うのかわかりにくい人もいるものです。そのような場合は、基準値を比較しましょう。

 

Ua値

「外皮平均熱還流率」を表す値です。どのくらいの熱量が家の外へ出ていくのかを表しており、屋根や天井、壁、窓、床など各部位からの熱損失量の合計を、外皮合計面積で割って計算します。値が小さいほど熱が逃げにくいということになり、エアコンの稼働率が下がるので省エネルギー性能が高くなるのです。関東(水戸・笠間)の基準値は、建築物省エネ法で0.87、ZEHは0.60となっています。HEAT20ではさらに値が小さくなり、G1は0.48、G2は0.34、G3は0.23と定められていてHEAT20における、冬場に暖房を入れる時期の最低室温はG1「概ね10℃を下回らない」G2「概ね13℃を下回らない」G3「概ね15℃を下回らない」と定められています。簡単に一言でいうと住宅の「熱の逃げやすさ」を示した数値となります。

 

C値

「相当隙間面積」を表す値で、建物全体にある隙間面積(㎠)を延床面積(㎡)で割って計算します。数字が小さいほど気密性が高くなり、隙間から逃げていく熱が少なくなるので光熱費の節約になります。
また湿度の出入りも少なくなるので、カビやダニの発生の抑制にも効果がると言われます。C値については省エネ法でも基準が設けられておらず、各社によって0.7から0.4と基準値が異なるようです。C値について目標としている数字を公表している会社もあるので、ホームページでチェックしてみましょう。建築中の住宅でC値の測定風景と値を掲載している会社があれば、気密測定が行われていることになるため安心できるのではないでしょうか。注文住宅を計画されるうえで「C値」はとても重要な性能数値とイサカホームでは考えております。

 

Q値

「熱損失係数」を表す値で、数値が小さいほど断熱性能が高いことを示します。窓や床などの部分の熱損失量を、延べ床面積で割って計算しているようです。計算方法はUa値と似ていますが、違いは熱損失量を総外皮面積で割るか、延べ床面積で割るかでしょう。Q値とUa値は似ていますが、どちらも確認しておくとより高性能住宅の理解が深まります。
その理由は延べ床面積が大きい、単純な設計、小さな造りの住宅の場合は必然的に値が小さくなり、断熱性能が高いように見えるからです。平成25年改正の次世代住宅省エネ基準では、Q値の代わりにUa値が採用されているため、Q値のみを提示された場合は断熱性が高いように見せている可能性があるため注意してください。

Q値とUa値の違いは、Q値は熱損失量を「総床面積」で割るのに対し、Ua値は熱損失量を「総外皮面積」で割ることです。

 

ηA値

「平均日射熱取得率」を表す値です。室内に入る日射量を屋根や壁、窓などの外皮等面積で割って計算します。ηA値には「冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)」と「暖房期の平均日射熱取得率(ηAH値)」があるようです。日光は季節によって角度が異なるので、夏は日光を遮り冬は熱を取り込むことで冷暖房の節約になります。

 

高性能住宅を選ぶメリット

外気の影響を受けにくくなり電気代の節約になる

高気密で断熱性が高ければ、外気の影響を受けにくくなります。つまり、暑い時期・寒い時期に外気温が変動しても、家の内部にまであまり影響がないということです。ただし、住宅は換気のための機能や隙間が必要になるので、外気の影響がまったくないわけではありません。そのため冷暖房設備を設置する必要はありますが、一般的な住宅と比べて稼働率が下がるため電気代を節約できます。昨今の光熱費高騰の影響を少しでも緩和することができることになるのではないかと思います。

 

急激な温度変化によるリスクを回避できる

皆さんは、「ヒートショック」という言葉を聞いたことがあると思います。「ヒートショック」とは、家の中の急激な温度差で血圧が大きく変動し、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こしてしまうことです。冬場の浴室や洗面所、トイレ、廊下に至るまでヒートショックの危険が潜んでいるといわれています。高気密で断熱性が高い家は家全体の室温を一定に保ちやすくなるため、ヒートショックのリスクを軽減できるでしょう。

 

高性能住宅を選ぶデメリット

建設コストが高い

高度な性能を住宅に取り付けると、必然的にコストがかかります。高気密・高断熱であれば冷暖房や電気代の節約になりランニングコストが下がるので、長い目で見れば損はないでしょう。しかし、住宅を造るうえで、予算は非常に重要な部分ですので高性能住宅の事をより理解して「知ること」が大切になります。

 

施工に問題があると腐食の原因になる

高性能住宅は、気密性・断熱性が高いことから、施工に問題があると腐食の原因になってしまいます。断熱材の隙間に隙間ができてしまうと、壁の内部や床下などに内部結露が発生するのです。そして、柱や土台が腐食してしまうこともあります。内部結露で腐食しないためにも、通気層の確保や気密シートの使用など適切な施工がされているかの確認が必要でしょう。しかし、素人の目で見ても施工が適切かどうかはわからないため、ご不安があるかと思いますが、イサカホームでは創業当初から、高性能住宅を造り続けております。長年の実績で、施工に関しての問題点を社内会議や協力業者さんを含めた安全会議で日々改善してきた実績があります。

 

高性能住宅を建築するうえで、確認しておくべきポイントなどを紹介しました。比較する値を理解していれば、難しい用語や数値などに惑わされません。「高性能住宅」と書かれていなくても、それぞれの基準値を見れば高性能住宅に充分匹敵する性能を標準仕様としている会社もあるため、しっかりとチェックしておきましょう。

イサカホームでは、高性能住宅を造るうえで必要な知識やノウハウを駆使し、長年高性能住宅を造り続けております。 家庭用エアコン一台で全部屋まかなえる全館空調システム搭載の展示場も高性能だからこそ、部屋隅々まで空調することができています。

茨城県内で新築住宅・注文住宅をご検討の皆さま!

夏は涼しく冬は暖かいお家を建てるなら、
ぜひ一度イサカホームへお越し下さい

ぜひ一度、当社展示場にお越しください。

PAGE UP

Event イベント情報

Work 施工実績

来場予約 詳しくはこちら