オーガニックハウスを勧める理由

普遍的価値

生きていくために形を変化させてきた生き物。
花や貝殻のように環境に適合する形は無駄が無く、何年経とうが美しいものです。
有機的建築とは、建物が環境と住む人にもフィットするように自然の姿に学びデザインした、流行とは関係の無い普遍的な形です。
内と外の連続性

住まいの中と外を遮断せず、つながりを持たせた空間で四季を感じながら過ごす贅沢。
大きく張り出した庇とウッドデッキの間の空間は、風や光、緑、そして景観までも室内に取り入れる。
この曖昧な空間こそが人にとっての居心地の良さを感じる場所の一つです。
空間の流動性

天井の高低差によって感じる開放感と圧縮感が、目には見えないゆるやかな壁を感じさせる。
ドアや壁などで仕切って箱の組み合わせのように固定せず、空間のつながりで住まいをつくることで、オープンにしてダイナミック、かつドラマチックな動きを持たせます。
自然の照明

昼は自然の太陽の光を、夜は太陽光に最も近い、最小限の明かりを。
自然光は人に生気を与える、最も優れた照明です。
室内に太陽光の光を取り入れて、緑や景観、環境との一体感を図り、さらに直射日光は避けることで柔らかい反射光をいざないます。
囲われる空間と開放

礼を正す場所として囲われる空間と、くつろげる場所としての開放感を感じる場所。
日本間には相反する使われ方があります。
和の様式美を尊重し威厳を持たせつつも、外につながる開口部を設けることで内と外がつながり、心地よい空間が生まれます。
壁、天井のつながり

壁と壁に丸みをつけると輪郭が柔らかくなり、ゆるやかな光の変化と連続性を感じる。
しかしこの丸みの曲率は大きすぎでも、小さすぎても連続性や柔らかみを失ってしまうため、空間の大きさ・建物のコンセプトに応じて、心地よさを感じるよう決定しています。
曲面を持つ壁

思考と落ち着きの籠り場。
円形の壁が使う人を優しく包み込み、外観からは半円の外壁となり住まいをひきたたせます。
曲面を持つ壁は外に開放感をもたらし、内に求心力を持ちます。
素材の本質

健康や住み心地を考慮し、温もりや質感を必要とする箇所には自然素材。
機能が必要なところには人工素材と使い分けています。
人工素材はそのまま使用せず、質感と色調をもとに有機的なものに仕立てる。
素手や素足で触れる感触が、心地よさを生み出します。