親子二代のお付き合い

リフォーム
リフォーム

この度、先代の父が手掛けさせて頂きました入母屋の築27年の住まいをリフォームさせて頂く事になりました。その当時の農家住宅は田の字型の間取りで、真 ん中に土間があり、台所と食堂も土間になっており、農作業の合間のお茶や食事も靴を脱がないで済むように設計していました。その他にお風呂や洗面所、釜場 等は本体の住宅の外に別棟で建てていますので、寒い冬は特に湯冷めをしたりして、不便ですし、体にもこたえる住まいになってます。その当時は風呂もユニッ トバス等はなく、傷みやすい水回りは本体の住宅にダメージを与えないような配慮からだと思いますが、今では考えられませんよね!
その当時は私も修行の身でしたから父に提案はしましたがその場で却下されたことを思い出します。建て主様もその当時はそれが当たり前だったので棟梁に任せたのだと思います。
そ の当時を思い出しますと、棟梁は絶対の存在で、父もよく言ってましたが、お客様のお金で、お客様が建てられているのに、「建ててやっている」等と言って威 張ってました。頑固で偏屈でお客様の声には耳を傾けず!それでもお客様は、朝からお茶を出し、十時の休憩、お昼にはお味噌汁にお豆腐や漬物、三時にもお饅 頭やお煎餅、出前でラーメンが出たときもあり、夕方はお酒を振る舞って頂くと云う日々が完成まで続き、普請には(建築する事)空係りが掛かると言われてい ました。また、お茶や食事等の気疲れで、完成する頃には寝込んでしまうおばあちゃん等もいたと聞いています。話を戻します。
この度は、先代もこの世にいないため、気兼ね無くリフォームが出来ます。
水 回りも北側の一部屋の和室を潰し、洗面所、お風呂、トイレを造り、土間の床を上げ、キッチンも土間から上げてバリアフリーになりました。時代が変わり、建 て主様も歳を重ね、体調も変化する中、私共に相談して頂き、その上注文して頂けることは親子二代の感謝と感激です。地元で育ち、地元の習慣を理解し、調和 し変化し続ける事は地元のビルダーの使命だと思います。失礼な話ですが、大工さんだと一匹狼で組織が無く、継承していくことが困難な時代になりました。ま た、建築業界が淘汰の時代になっています。ですから私達も生き残りをかけて必至の日々が続きますが、私達を必要として頂けるお客様が地域に沢山いらっしゃ る事を信じて日々精進していきたいと思います。今日も東京で午前と午後と二ヶ所の研修があり、出張です。時間を無駄にしないように頑張ります。朝から久々 に父を思い出しました。きっと建築現場に現れて喜んでくれることを信じます!!ばかやろーこんな工事をして!とか材木の使い方が駄目だーとか怒られちゃう かな?長々とすみませんでした
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